家族の世話・介護・ペット
介護で家を空けにくい人の、返納後の外出時間の整え方
移動時間が延びると、介護する家族を家に残しておける時間を超えてしまうことがあります。交通だけを工夫する前に、留守中の支援と一つの予定として調整しましょう。

留守にできる時間と必要な支援を整理する
介護を受ける人が留守中に何を必要とするか、本人と普段の支援担当に確認します。食事、排泄、移動、服薬に関わる支援など、普段誰が何時に行っているかを整理します。「一人で二時間なら大丈夫」と自己判断で決めるのではなく、その人に必要な支援が途切れない条件を相談します。

往復の待ち時間まで見積もる
外出の長さは用事の時間だけでなく、車が来るまで、受付、会計、帰りの配車待ちまで含めます。実際に利用した経験がなければ、分からない時間には未確認と書きます。帰宅が遅れやすい箇所が見えたら、交通の時刻を調整する案と、留守中の支援を相談する案を並べましょう。

介護の相談担当へ具体的に伝える
担当ケアマネジャーなどがいる場合は、具体的な外出予定と留守中に必要な支援を渡します。担当がいない高齢者の介護では地域包括支援センターが相談先の候補です。利用できる支援、時間帯、手続き、費用は個別に確認します。相談すれば希望の時間すべてを埋められるという前提で外出を確定しないようにします。

移動と留守中の支援を合わせる
移動の予約と支援の確定を照合し、出発前の引継ぎと帰宅時の交代に空白がないか確認します。家族が手伝う場合も、対応できる内容と終わる時刻を聞きます。自分の通院や休息を毎回取りやめて成立させる形になっていたら、その事実も相談担当へ伝え、生活全体の予定を組み直します。

伝えるときの言葉
介護の相談担当
私自身の受診で、交通の待ち時間を含めると三時間ほど外出する見込みです。その間に家族が必要とする支援を整理しました。対応できる方法、開始までの手続き、費用と、埋められない時間を一緒に確認したいです。
外出時間と在宅支援の調整表
移動時間と留守中の支援を同じ時間軸で調整する表です。
- 出発から帰宅までを行の順にたどり、家にいる人がその間に必要とする支援を書きます。交通と支援の担当を照合し、交代に空白がある時刻を相談先へ示します。
- 書きたい範囲で記入してください。
- 決まっていない欄は「未確認」とし、次に聞く相手や日を書き添えます。
- 記入例の人・日時・金額は、説明用の仮定です。
この表は見本です。記入するときは上のボタンから資料を開いてください。記入内容は自動保存されません。
表は横にスクロールできます。キーボードでは表に移動して左右の矢印キーを使えます。
| 場面 | 日時・移動・用事の予定 | 家にいる人に必要な支援 | 担当・未確定 |
|---|---|---|---|
| 出発前 | |||
| 行きの移動 | |||
| 用事・待ち時間 | |||
| 帰り・交代 |
記入例
説明用の架空の例です。日付や金額は、実際の利用条件を示すものではありません。
表は横にスクロールできます。キーボードでは表に移動して左右の矢印キーを使えます。
| 場面 | 日時・移動・用事の予定 | 家にいる人に必要な支援 | 担当・未確定 |
|---|---|---|---|
| 行きの移動 | 架空例:9時〜9時半、交通待ちと往路 | 普段の支援内容を確認 | 引継ぎ担当は調整中 |
| 帰り・交代 | 11時〜12時、帰路の配車待ちを含む | 昼の支援が必要か相談 | 相談担当へ確認 |
この方法では難しいとき
必要な支援が確保できなければ、予約時刻の相談や用事の分割も検討します。それでも本人の受診や休息が取れない場合は、交通だけの問題として終わらせず、介護の体制そのものを相談してください。
家族が手伝うときに
介護者の「大丈夫」を唯一の根拠にしないでください。留守中に何が必要かを確認し、外出のたびに罪悪感を抱かせない引継ぎを整えます。
出典と確認日
- 地域包括ケアシステム(厚生労働省)
確認日:
地域包括支援センターは高齢者の総合相談等を担い、市町村が設置している。
確認した箇所と適用範囲
2.地域包括支援センターについて。本文315〜335行相当。
高齢者の総合相談を担う窓口の概要。若い本人へ一律に案内しない。センターが必ず送迎を提供・確保するとはいえない。
受付・料金・対象条件などは変更されることがあります。利用する窓口へ、ご自分の条件で確認してください。
