返納前の準備・返納後の暮らし
自分ですること・手伝ってもらうことを選ぶ生活整理表
支援を受け始めた時の分担が、その後も本人に合うとは限りません。慣れたら自分で再開したいこと、今は任せたいことを選び直し、暮らしの決め方を本人の手元に残しましょう。

生活の作業を具体的に書く
買い物なら、商品を選ぶ、注文する、支払う、受け取る、荷物を片付けるに分けます。通院なら予約、交通、受付、説明の記録などに分けます。一つの用事を丸ごと「任せる」としたままだと、本人が戻したい部分まで家族の担当に固定されがちです。実際に誰が何をしているかから始めます。

本人が三つの頼り方に分ける
各作業を、自分でする、一部手伝ってもらう、任せるのどれにしたいか本人が選びます。今できるかだけでなく、どこを自分で決めたいかも大切です。例えば注文操作は任せても、商品と予算は本人が決められます。安全面や専門的な確認が必要な作業は、この表だけで可否を判定せず相談先へ確かめます。

相手と共有範囲を決める
依頼先には具体的な作業を伝え、引き受けられるか確認します。共有するのは必要な情報だけにし、支払いを手伝うから全ての家計を見せるなど、範囲を自動的に広げないようにします。代理の手続きや口座、サービスの操作は各機関の正式な条件を確認します。担当の返答があるまでは希望と確定を分けて記録します。

状況が変わったら分担を書き直す
慣れた操作を自分に戻す、疲れが増えたので一部を任せるなど、変更の理由と日を記します。旧担当へ変更を知らせ、本人も新担当も同じ作業を二重にしないようにします。共有する資料や連絡先も新しい分担に合わせ、不要な共有を残さないよう確認します。一度支援を受けた形に本人を固定しないことが目的です。

伝えるときの言葉
支援している家族・担当者
買い物を手伝ってもらって助かっています。今後は商品と予算は自分で決めて、注文の入力だけお願いしたいです。今の担当からどこを変えるか、共有する情報と開始日も一緒に確認できますか。
自分で選ぶ生活支援分担表
支援開始後の細かな作業を、本人の希望で分け直す表です。
- 一つの用事を細かな作業に分け、一行ずつ書きます。今の担当と自分が望む頼り方を比べ、新担当の了承、共有する情報、変更する日を決めます。
- 書きたい範囲で記入してください。
- 決まっていない欄は「未確認」とし、次に聞く相手や日を書き添えます。
- 記入例の人・日時・金額は、説明用の仮定です。
この表は見本です。記入するときは上のボタンから資料を開いてください。記入内容は自動保存されません。
表は横にスクロールできます。キーボードでは表に移動して左右の矢印キーを使えます。
| 用事の中の作業 | 今の担当・方法 | 本人が選ぶ頼り方 | 新担当・共有範囲・変更日 |
|---|---|---|---|
記入例
説明用の架空の例です。日付や金額は、実際の利用条件を示すものではありません。
表は横にスクロールできます。キーボードでは表に移動して左右の矢印キーを使えます。
| 用事の中の作業 | 今の担当・方法 | 本人が選ぶ頼り方 | 新担当・共有範囲・変更日 |
|---|---|---|---|
| 商品と予算を選ぶ | 架空例:家族がまとめて決めていた | 自分でする | 本人が希望一覧を作る。次回から |
| 注文入力 | 家族が入力 | 一部手伝ってもらう | 家族へ商品と受取条件のみ共有。了承を確認 |
| 受取・荷物運び | 家族が全部行う | 重い物だけ任せる希望 | 支援範囲を家族と確認して確定 |
この方法では難しいとき
一度に自分でする作業を増やすのが難しければ、一回だけ本人が選び、支援者が確認するなど段階を小さくします。合わなかった時は元の支援を再び相談できるようにしておきます。
家族が手伝うときに
効率がよいからと本人の希望を省かないでください。支援を始めた時と今の希望が違うことを認め、操作の代行と本人の決定を分けます。
この情報の範囲
暮らしの準備や話し合いのための編集提案です。個別の運転適性、制度の利用資格、地域のサービス提供を判断するものではありません。
