返納を迷う・気持ちを整理する
免許返納を一人で判断できないとき、相談の役割を分ける
自分のことは自分で決めたい。でも、運転の安全も生活費も通院も、全部を一人で判断するのは重いものです。自分で考える部分と、情報を確かめてもらう部分を分けます。

安全の確認と生活の希望を分ける
運転の状態に関する不安と、車がない場合の生活の不安を別々に書きます。移動が不便だから運転してよいとも、生活案がそろったから返納すべきとも決めません。運転の相談で確認することと、暮らしを準備することを並行して進めます。

本人が伝えたい暮らしを書く
本人がまず伝えるのは、必要な外出だけでなく、続けたい楽しみや任せたくないことです。『自分で野菜を選びたい』『病院の話は必要な範囲だけ共有したい』など、具体的に書くと支援の方法を選びやすくなります。希望をすべて実現できると約束する表ではありません。

支援者へ頼める作業を選ぶ
家族や支援者には、調査の範囲を限定して頼みます。交通の料金を聞く、受付時間を調べる、問い合わせに同席するなど、一つずつ選びます。本人が苦手な作業を任せても、調べた結果は本人に伝えます。家族だけで候補を一つに決めず、本人と一緒に比べることも、頼む前に確認しておきます。

判断材料がそろっていない点を残す
分からないことが残ったら『判断できない自分が悪い』とせず、どの情報が足りないか記します。次に聞く相手と日付を決めれば、全部そろうまで一人で抱えずに済みます。支援者がいない場合も、相談窓口でこの三欄を示し、担当する部署を尋ねます。

伝えるときの言葉
家族・支援者
全部を決めてもらいたいのではなく、私が選べるように情報集めを手伝ってほしいです。まず、この交通の利用条件を聞いて、結果を私にも教えてもらえますか。
本人・相談先・支援者の役割分担表
希望、専門的な確認、生活準備の作業を混ぜずに扱います。
- 本人の希望は本人の言葉で書きます。
- 担当を頼むときは、結果を誰へ返すかも決めます。
この表は見本です。記入するときは上のボタンから資料を開いてください。記入内容は自動保存されません。
| 扱うこと | 担当・次の行動 |
|---|---|
| 運転について相談する事項 | |
| 本人が続けたい外出・役割 | |
| 調べてもらう交通・費用 | |
| 本人が共有したくない情報 | |
| まだ情報が足りないこと | |
| 回答を返す相手と日付 |
記入例
説明用の架空の例です。日付や金額は、実際の利用条件を示すものではありません。
| 扱うこと | 担当・次の行動 |
|---|---|
| 希望 | 説明用の例:買い物では自分で品物を選びたい |
| 調査 | 家族が店の配送条件だけ確認し、本人へ結果を伝える |
この方法では難しいとき
相談窓口で別の担当と言われたら、単に電話番号をもらうだけでなく、『この三つのうち、どの項目を次の担当へ伝えるとよいか』を聞きます。自分で全部説明し直す負担が大きい場合は、メモを使える連絡方法も確認します。
家族が手伝うときに
調査を引き受けることと決定を引き受けることを分けます。本人の希望が自分の予想と違っていても、すぐに現実的でないと切り捨てず、難しい条件を具体的に説明してください。
この情報の範囲
暮らしの準備や話し合いのための編集提案です。個別の運転適性、制度の利用資格、地域のサービス提供を判断するものではありません。
