返納前の準備・返納後の暮らし
外出を我慢していることを伝える、取りやめた用事の記録
出かけずに我慢していると、周りには困りごとが見えないことがあります。実行した予定だけでなく、取りやめた用事も短く残すと、支援の足りない場所を説明しやすくなります。

出かけなかった用事も一言残す
病院や買い物だけでなく、知人に会う、気になる店をのぞくなども記録して構いません。詳しい日記にする必要はなく「金曜、友人とのお茶を見送った」で十分です。本人が行きたくなくなってやめた用事と、行きたかったのに条件が合わなかった用事を分けると、何を取り戻したいかが分かります。

費用・移動・遠慮の理由を分ける
費用、予約の締切、荷物、疲れ、家族へ頼みづらいなど、取りやめた理由を複数書けるようにします。「面倒だった」の中身が、何度も電話する負担だった場合もあります。本人を問い詰めるための記録ではないので、分からない理由は分からないまま残します。移動の回数が少なくても、本人が満足していれば増やすこと自体を目標にしません。

本人が共有したい範囲を選ぶ
誰にどの用事を見せるかは本人が選びます。行き先の詳細を知られたくなければ、買い物や人に会う用事などの分類だけでも伝えられます。家族が全部記録して監視する道具にせず、本人が相談したい一件を選んで使います。費用を相談する相手と、遠慮について話す相手が違っても構いません。

諦めた用事から改善する条件を決める
選んだ一件について、交通費を見直す、予約の手順を簡単にする、頼める曜日を決めるなど、変えたい条件を相談します。次に同じ希望が出た時に何ができるかまで決めると、記録が我慢の一覧だけで終わりません。支援を増やした後も、本人が実際に行きたい外出へ使えているか確認します。

伝えるときの言葉
家族・支援者
出かけた回数だけ見ると問題がないように見えるかもしれませんが、頼みづらくて取りやめた用事があります。この一件だけ相談したいです。次に同じ予定ができた時、どこまで頼めるかを決められますか。
取りやめた外出の振り返りメモ
表に出にくい我慢を、本人が選んで相談するための記録です。
- 取りやめた用事ごとに一行使い、まだ行きたいかを書きます。理由を無理に埋めず、誰にどこまで見せるかを選んでから、変えたい条件を相談します。
- 書きたい範囲で記入してください。
- 決まっていない欄は「未確認」とし、次に聞く相手や日を書き添えます。
- 記入例の人・日時・金額は、説明用の仮定です。
この表は見本です。記入するときは上のボタンから資料を開いてください。記入内容は自動保存されません。
表は横にスクロールできます。キーボードでは表に移動して左右の矢印キーを使えます。
| 日付・取りやめた用事 | まだ行きたいか/理由 | 共有してよい範囲と相手 | 変えたい条件・次の一歩 |
|---|---|---|---|
記入例
説明用の架空の例です。日付や金額は、実際の利用条件を示すものではありません。
表は横にスクロールできます。キーボードでは表に移動して左右の矢印キーを使えます。
| 日付・取りやめた用事 | まだ行きたいか/理由 | 共有してよい範囲と相手 | 変えたい条件・次の一歩 |
|---|---|---|---|
| 架空例:金曜、友人とお茶 | 行きたい。家族へ頼みづらかった | 友人名は出さず家族へ相談 | 送迎を相談できる曜日を確認 |
| 重い物の買い物 | 必要だが荷物が不安 | 店舗へ商品の配送だけ相談 | 配送条件を電話で聞く |
この方法では難しいとき
理由を説明する負担が大きければ、用事と「行きたかった」の二つだけ残します。信頼できる相手と一件を選んで話し、全部を共有する必要はありません。
家族が手伝うときに
外出の依頼がないことを、困っていない証拠にしないでください。ただし本人の記録を見せるよう強制せず、話したい範囲を尊重します。
この情報の範囲
暮らしの準備や話し合いのための編集提案です。個別の運転適性、制度の利用資格、地域のサービス提供を判断するものではありません。
