返納前の準備・返納後の暮らし
初めての外出で失敗して自信をなくしたときの見直し方
乗り場を間違えたり支払いで慌てたりすると、「自分には外出できない」と感じるかもしれません。出来事を一つの場面に戻し、情報や手順を変えられるかを見ていきます。

失敗した場面だけを取り出す
「全部だめだった」ではなく、帰りの停留所名が同じで反対方向へ行った、支払いの準備が間に合わなかったなど、事実を一つ取り出します。本人が恥ずかしかった気持ちも別に書いてよく、すぐ反省へ移る必要はありません。無事にできた区間まで失敗の一部にせず、つまずいた場所に絞ります。

情報・操作・時間のどこを変えるか決める
原因を本人の性格へ結び付けず、案内が足りなかったのか、手順が多かったのか、時間が短かったのかを確かめます。例えば帰りの方向が不明なら、停留所名だけでなく行き先表示と目印をメモします。支払いなら利用先へ方法を確認し、出す物を前もって準備します。一度にいくつも直すより、最初の障壁を一つ選びます。

必要な支援を加えて確かめる
次は同じ難しさを一人で再現せず、案内を聞く、同行を頼む、別の交通を使うなど支援を加えます。試す場合も安全に行える条件を整え、途中でやめる方法を決めます。本人がまだ出かけたくなければ、窓口に確認する準備だけの日でも構いません。必要な支援を使って外出することを後退と扱わないでください。

本人全体の能力評価にしない
次の確認では「前よりできる人になったか」ではなく、変えた案内で乗り場が分かったかなど、手順の働きを見ます。改善しても別の条件では支援が必要なことがあります。一回のつまずきから今後すべての外出や本人全体の能力を評価せず、外出しやすい条件を増やす記録にしましょう。

伝えるときの言葉
家族・同行者
帰りの乗り場で間違えて、自信をなくしています。全部を一人でできるか試すより、帰りの方向の見分け方を一緒に確認してほしいです。次はその部分だけ手助けを残したいです。
外出のつまずき改善シート
つまずいた一場面と、次に変える案内や支援を対応させるシートです。
- 一つの場面に一行使い、起きたことと分からなかったことを書きます。次に変える情報や操作を一つ選び、必要な支援と、確かめることを右の列へ残します。
- 書きたい範囲で記入してください。
- 決まっていない欄は「未確認」とし、次に聞く相手や日を書き添えます。
- 記入例の人・日時・金額は、説明用の仮定です。
この表は見本です。記入するときは上のボタンから資料を開いてください。記入内容は自動保存されません。
表は横にスクロールできます。キーボードでは表に移動して左右の矢印キーを使えます。
| つまずいた場面・事実 | 不足した情報/難しかった操作 | 次に変える一つ | 支援担当・確かめること |
|---|---|---|---|
記入例
説明用の架空の例です。日付や金額は、実際の利用条件を示すものではありません。
表は横にスクロールできます。キーボードでは表に移動して左右の矢印キーを使えます。
| つまずいた場面・事実 | 不足した情報/難しかった操作 | 次に変える一つ | 支援担当・確かめること |
|---|---|---|---|
| 架空例:帰りの反対側に並んだ | 同じ停留所名だけで判断した | 行き先表示と建物の目印を紙へ | 同行者と帰りの方向を確認 |
| 支払いで慌てた | 必要な物をかばんから探した | 方法を事業者へ確認して先に準備 | 次回は準備場所を確かめる |
この方法では難しいとき
理由が分からない時は、利用した交通の窓口へ具体的な場所と時間を伝え、案内を確認します。思い出すのがつらければ詳しい説明を急がず、別の使いやすい方法を探すこともできます。
家族が手伝うときに
「だから一人は無理」と決めつけないでください。安全面の問題は具体的に確認し、本人の恥ずかしさを笑わず、変えられる案内や支援を考えます。
この情報の範囲
暮らしの準備や話し合いのための編集提案です。個別の運転適性、制度の利用資格、地域のサービス提供を判断するものではありません。
