返納前の準備・返納後の暮らし
初めての外出に同行してもらうときの役割の決め方
一緒に来てほしいことと、全部代わりにしてほしいことは同じではありません。本人が試したい部分を残した同行にするため、出発前に役割を短く相談しましょう。

本人がしたい操作を先に伝える
乗り場の看板を探す、乗務員に行き先を伝える、支払うなど、本人がしてみたい操作を選びます。全部を自分でやる必要はありません。同行者が予定を組む時も、本人が読む時間や考える時間を含め、急がない行程にします。初めての場面でできなくても、その場で役割を変えられる約束にしましょう。

手助けが必要な場面を決める
荷物を持つ、階段を避ける道を確認する、説明を聞き取りにくい時に補うなど、必要な手助けを決めます。身体を支える必要がある場合は、無理な介助を家族だけで行わず、適切な方法を普段の支援担当に確認します。本人が「ここはお願い」と言える合図を決めておくと、頼むたびに長く説明せずに済みます。

先回りせず待ってもらう
同行者には、本人が考えている間に答えや切符を先に出しすぎないよう頼みます。ただし、危険な状況まで待つ意味ではありません。安全を確保したうえで「手伝おうか」と確認します。公共の場で間違いを大声で指摘せず、立ち止まって確認できる場所へ移ると、本人も尋ねやすくなります。

次回の支援範囲を振り返る
帰宅後はできたかどうかだけでなく、助け方が合っていたかを聞きます。「説明は自分でできたが、帰りの乗り場は次も一緒に確認したい」と分けられます。次回も同じ支援を希望してよく、同行の回数を機械的に減らす必要はありません。本人が自分で決める範囲を増やすことと、支援をなくすことを混同しないようにします。

伝えるときの言葉
同行者
今日は降りる場所を自分で聞いてみたいです。私が「お願いします」と言った時に説明を補ってください。帰りの乗り場はまだ分からないので一緒に確認してほしいです。帰宅後、次も必要な助けを話したいです。
初回同行の役割分担カード
同行中の役割と助けを求める合図を決めるカードです。
- 各場面で自分でしたいことと、同行者へ頼むことを書き分けます。手伝ってほしい合図を決め、外出後は次回も残したい支援を右の列へ書きます。
- 書きたい範囲で記入してください。
- 決まっていない欄は「未確認」とし、次に聞く相手や日を書き添えます。
- 記入例の人・日時・金額は、説明用の仮定です。
この表は見本です。記入するときは上のボタンから資料を開いてください。記入内容は自動保存されません。
表は横にスクロールできます。キーボードでは表に移動して左右の矢印キーを使えます。
| 場面 | 本人がしたいこと | 同行者へ頼むこと | 合図・次回も必要か |
|---|---|---|---|
| 乗り場まで | |||
| 乗車・支払い | |||
| 目的地での用事 | |||
| 帰りの確認 |
記入例
説明用の架空の例です。日付や金額は、実際の利用条件を示すものではありません。
表は横にスクロールできます。キーボードでは表に移動して左右の矢印キーを使えます。
| 場面 | 本人がしたいこと | 同行者へ頼むこと | 合図・次回も必要か |
|---|---|---|---|
| 乗車・支払い | 架空例:行き先を自分で伝える | 聞き取れない部分だけ補う | 本人が「お願いします」と伝える |
| 帰りの確認 | 看板の名前を読む | 乗り場の方向を一緒に確認 | 次回も同行を希望 |
この方法では難しいとき
その日の体調や混雑で予定どおり試せなくても、役割を途中で変えて構いません。次に落ち着いて確かめたい操作だけメモし、外出全体を失敗と扱わないようにします。
家族が手伝うときに
本人が話している間は、本人へ向けられた質問にすぐ代答しないでください。支援が必要な時は本人に確認して補います。
この情報の範囲
暮らしの準備や話し合いのための編集提案です。個別の運転適性、制度の利用資格、地域のサービス提供を判断するものではありません。
